キリンの雑記帳

探して(満足できるものが)なければ書く

1本の花だけでも:風物クエスト「家は左へ、願いは右へ」05

願いの平原の一連の風物クエスト「家は左へ、願いは右へ」(家向左,心愿向右 / Left for Home, Right for Wishes)について、「1本の花だけでも」の会話シーンやフレーバーテキスト等を記録する。

主な登場人物:グローボ、ノラボ

※ 本記事の見出しは、クエスト目標と必ずしも同じとは限りません。

1本の花だけでも

♦︎ 1本の花だけでも(至少种下一朵花 / At Least Plant One Flower)

クエスト完了日:2025/04/24

特殊研究所近くに向かい、グローボと話す

前往特殊研究所附近,和咕噜玻对话
Talk to Gurubo near the Research Institute

木に刻まれた楽譜、名のない詩、それに調査を受けた願いの精霊⋯⋯楽譜に隠された物語は明かされる

刻在树上的乐谱,无名的诗歌,还有被调查的心愿精灵⋯⋯乐谱的背后故事即将浮出水面。

The sheet music carved into the trees, the unnamed poems, and the Faewish Sprite being investigated... The mystery of the sheet music is about to be revealed.

特殊研究所の近くに向かう。

近衛隊員:私が間違っているだって?

近衛隊員に話しかけてみると⋯⋯

近衛隊員:私が間違ってるだって?あんな怪しい手紙、何か裏があるに決まってる!

グローボに話しかける。

グローボ:ニキ、来たんだね。どうもおかしいんだ。先生はここにいないみたいで⋯⋯
ニキ:グローボ、落ち着いて。周りは全部確認した?
グローボ:この辺全体を見回ったけど、近くに先生はいなかったわ⋯⋯先生、どこに行ったんだろう⋯⋯
モモ:あそこにいる近衛隊員が「手紙」に関することを話していたみたいだし、何か知ってるかもしれないね。
ニキ:彼に聞いてみよう!

会話シーン終了。グローボは近衛隊員の方へ向かう。

近衛隊員と話す

和近卫队员对话
Talk to the Paladins

近衛隊員に話しかける。

近衛隊員:リーダーめ、私をバカにするなんて!
ニキ:あの⋯⋯どういうこと?
近衛隊員:やっと大事件を掴んだってのに、リーダーは私のことを神経質だって言うんだ。
モモ:大事件って?
近衛隊員:──我々は、とある願いの精霊が服の霊と一緒にいたことを発見したんだ。それで捜査を進めていくうちに、一通の手紙が見つかった。なんとそこには、とんでもないことが書かれていたんだ。
近衛隊員:内容だって覚えてる!「私は左側であり、同時に右側でもある」──そう書いてあったんだ。これはつまり、彼女が同時にふたつの陣営に属するスパイだってことだろう。
モモ:うーん、でも⋯⋯本当にスパイだとしたら、自分の身分は明かさないんじゃない?
近衛隊員:続きを聞いてもそう言えるかな。続きは「太陽が見える時⋯⋯月が見える時」だ。これは、落ち合う時間を示す暗号だと思わないか?
モモ:⋯⋯そうだとしたら、ずいぶんアバウトな時間指定だね。
ニキ:あの⋯⋯ちょっと聞きたいんですけど、その手紙はどこで見つけたんですか?
近衛隊員:ノラボの家だ。
グローボ:⋯⋯!じゃあ、先生はどこへ行ったの?
近衛隊員:少し話を聞いたあと、すぐ解放したよ。リーダーにも叱られたしな!
モモ:それなら、ノラボは今どこにいるの?
グローボ:きっと先生は切り倒された木の近くにいると思うんだ。先に行って、見てくる!
ニキ:わかった、すぐにそこへ向かうわ!
グローボ:お疲れ、ニキ、モモ。

会話シーン終了。グローボ、近衛隊員はその場を離れる。

倒された木のそばでノラボを探す

前往被砍倒的树旁,寻找诺拉拉玻
Go to the fallen tree to find Nolabo

「切り倒された木」の近くまで行く。

モモ:ニキ、見て!
ニキ:グローボとノラボだ、急いで行ってみよう!

ノラボと話す

和诺拉拉玻对话
Talk to Nolabo

グローボとノラボに話しかける。

グローボ:先生⋯⋯
ニキ:グローボ⋯⋯それに、こっちはノラボかな?こんにちは。
グローボ:ニキ!来たのね。先生、こちらはわたしの友達のニキとモモよ。
ノラボ:ニキ、モモ。ありがとう⋯⋯
グローボ:ニキ、先生に、あなたたちが楽譜の復元を手伝ってくれたことを話したの。
ニキ:そうだったのね⋯⋯!あ、そういえば、楽譜の他に名前のない詩も見つけたの。
ニキ:ノラボ先生、この詩の作者を知りませんか?
ノラボ:どれ⋯⋯ふむ。作者の名前は、おそらくユウユだろう。
モモ:ユウユ?誰?
ノラボ:彼は私の古い友人で、石樹の地出身の手袋の服の霊なんだ。
グローボ:友人⋯⋯?先生、服の霊とわたしたちは、今までずっと干渉し合わないようにしてきたはずです。どうやって彼と知り合ったんですか?
ノラボ:⋯⋯何年も前のことさ。この地を旅していた彼は、たまたま怪我をしてしまってね。それを私が助けたのをきっかけに、私たちは知り合ったんだ。
ノラボ:それからというもの、彼は時々私に会いに来て、一緒に世界を旅しようと誘ってくれた。でも、当時の私はまだ若くてね。外の世界の大きさに比べ、自分はなんてちっぽけなんだろうと感じて⋯⋯彼についていく勇気を持てなかったんだ。
ノラボ:私はユウユの誘いを断ったけれど、それでも彼は私に、手紙を送り続けてくれた。そこには、彼が書いた詩や彼が見た花が添えられていた⋯⋯
ノラボ:彼はこの世界のあらゆる花を愛していて、新しい花を見るたびに、私に手紙を書いて、その美しさを伝えてくれたんだ。
ノラボ:でも、私はとっくにその花の名前を忘れてしまい、ただひたすら彼の誘いを断り続けた。──彼が、この世を去るまでずっと。
ノラボ:その時初めて、私は気づいたよ。彼は私の友人であり、私の「世界を旅したい」という気持ちそのものだったのだと。
ノラボ:でも、私はその気持ちに応える絶好の機会を逃してしまった。私は、彼の遺品をあの木の根元にこっそり埋めたんだ。⋯⋯そして今日、その木は切り倒されてしまった。
ノラボ:ああ⋯⋯切られてしまったのなら仕方がない⋯⋯彼はもういないのだから、あの木を残しておく理由もない。
ニキ:ノラボ先生、ユウユの遺品をもう一度埋めましょう。
グローボ:そうだよ!誰にも見つからない場所に⋯⋯!もし見つかったとしても、わたしが守る。もう誰にも壊させない!
ノラボ:グローボ⋯⋯
ニキ:先生の話では、ユウユは花が好きだったみたいだから⋯⋯私たちも彼のために花を植えてあげようか。
ノラボ:そうだね⋯⋯前方にある滝の傍ならいいかもしれない。流れる水の音も聞こえるし、風も感じられる⋯⋯
ノラボ:ニキ、そこに花の種を植えてくれる?

会話シーン終了。グローボとノラボはその場を離れる。

前の滝で、ユウユのために花を植える

前往前方的瀑布旁,为游种下花
Go to the waterfall ahead and plant flowers for Journey

願いの研究所横の滝の付近に向かう。

モモ:ニキ、ここだよ!ここに花の種を蒔こう。

「花を植える」。

ニキは花を植えた

ノラボ:ありがとう。こんなに綺麗な花を、ここに咲かせてくれて。
モモ:お礼なんていいって!当たり前のことをしたまでだよ。
ニキ:──ノラボ先生。実はもうひとつ聞きたいことがあるんです。もしかして先生は、ダリダおばあちゃんやベレイとも知り合いだったりしますか?
ノラボ:ダリダ?ごめんなさい、その人たちのことは知らないわ。
ニキ:⋯⋯そうですか。ダリダおばあちゃんは、左の手袋から生まれた服の霊なんです。先生はさっき、ユウユも手袋の服の霊だって言っていたので、もしかしたらと思って⋯⋯
ノラボ:ああ、確かに彼は自分の名前を「ミギミ」から「ユウユ」に変えていた。そして彼の右手も、いつもとても温かかった。けど、彼が私に「左」の存在を話してくれたことはなかった気がする⋯⋯
ニキ:「ダリダ」と「ユウユ」、左と右⋯⋯。ねえ、もしかして彼らは、同じ手袋から生まれた服の霊なんじゃないかな?
モモ:あり得るね!それに、ふたりとも楽譜の断片を持ってたし!
グローボ:ニキが苦労して復元した楽譜には、そんな物語があったのね。
ノラボ:なるほど。私はただあの音符を木に刻み、風に当てていただけなんだが⋯⋯まさか、あれが楽譜の一部だったなんて。
ニキ:もしかしたら、断片を全部揃えれば、本当の答えが明らかになるかも⋯⋯!

ノラボ:ニキ、ひとつお願いがある。ユウユの詩を花の前に供えたいから、短い旋律を演奏してくれないか?きっと彼にも届くと思うんだ。
ニキ:わかりました!
モモ:いいよ!

会話シーン終了。花の側に「ユウユの詩」と2輪の金薔薇が供えられる。

ノラボ:この曲は⋯⋯もう長い間、演奏されてなかったんだ。きっと彼にも届くはず⋯⋯
グローボ:ニキ、お願いね。

ユウユの楽譜を演奏する

演奏游的乐谱
Play Journey's sheet music

花の前に供えられた「ユウユの詩」を読んでみると⋯⋯

ユウユの詩 雨が降ってきた。あまり激しくならないで、私の芽を濡らさないでくれ。この子はまだ幼いんだ。
ガッカリしないで、頑張るんだ⋯⋯太陽を支えられないなら、せめて花を植えよう。
おやすみ、もう寝るとしよう。私はいつもあなたのそばにいる。あなたが海を越えるまで。

游的诗歌

下雨了,别太大,不要淋湿我的芽儿,它还没长大;
别灰心,加油啊,不能扛起太阳,至少种一朵花;
晚安啦,睡觉吧,我会一直在你身旁,直到你越过海洋。

Journey's Poem

It's raining. Not too hard.
Don't drench my sprout, it's still growing. Don't give up. Keep going. If you can't hold up the sun, at least plant a flower.
Goodnight. Sleep tight. I'll stay by your side until you sail across the ocean.

なお、この詩は本クエスト完了時点ではまだ読むことができるが、一連の風物クエストを最後まで終えると消滅してしまう。2輪の金薔薇は残る。

「ユウユの楽譜の断片」を演奏する。

ノラボ:ありがとう、ニキ。きっとこの旋律が、私の想いを石樹の地まで届けてくれる。
ニキ:元気になってもらえてよかった⋯⋯。私たちの想いは、きっとユウユに届いてると思います。
グローボ:うん!わたしもそう信じてる!
ノラボ:グローボもありがとう。君は良い子だ。いつも厳しくしてるのに、それでも君はこうして、私のためにいろいろ頑張ってくれた。
グローボ:先生はわたしに、いつもたくさんのことを教えてくれるから。だからわたしも、先生に自分の願いを叶えてほしいんだ。

グローボ:そうだ、先生。先生の願いを教えて!わたしが集めるから。
ノラボ:でも⋯⋯願いの精霊には願い事をする習慣がない⋯⋯だから、どうすればいいのか⋯⋯
グローボ:ニキ、手伝ってくれる?先生の願いを、代わりに言ってほしいの。わたしがその願いをしっかり集めて、聞くから。
ニキ:ええ、いいわよ。ノラボ先生、あなたの願いを教えてください。
モモ:願いを教えてもらったら、ボクたちがあの綺麗な景色に向かって、願い事をするから!

会話シーン終了。

ノラボ:この願い⋯⋯言ってもいいんだろうか⋯⋯
グローボ:もちろん。先生、言ってみて。

ノラボのために願いを掛ける

为诺拉拉玻许愿
Make a wish for Nolabo

ノラボのために「願う」。

ニキ:ノラボ先生、準備はいいですか?
ノラボ:あの、私⋯⋯
グローボ:心配しないで。わたしが叶えるから。
モモ:そうだよ!とにかく言ってみよう!

ノラボ:⋯⋯私はこれまで、この小さな世界で起こるたくさんの争い事を見てきた。そのほとんどは、私たちの心の葛藤から生まれたものだ。
ノラボ:その葛藤のせいで、私たちは自分の心の声と向き合うことを恐れ、心の中にあるものを隠してしまう。だから、私の願いは──

ノラボ:この世界に橋を架け、すべての争いと隔たりをなくし、そして誰もが同じ太陽の光を浴びれるようになってくれるとだ。*
*「くれるとだ」*は原文ママ。2025/04/24 閲覧
ニキ:この世界に橋を架け、すべての争いと隔たりをなくし、そして誰もが同じ太陽の光を浴びれるようになってくれるとだ。*
*「くれるとだ」*は原文ママ。2025/04/24 閲覧

ノラボ:そしていつか、私もその橋を渡って、彼の故郷を見に行けますように。
ニキ:そしていつか、私もその橋を渡って、彼の故郷を見に行けますように。

ノラボ:それから、いつかグローボも自分の本当の願いを見つけられますように。
ニキ:それから、いつかグローボも自分の本当の願いを見つけられますように。

会話シーン終了。クエスト完了。グローボとノラボはその場を離れる。

セットコーデ「クローゼットの思い出」の「枯れない花」、ダイヤx30、プーリンx15000、探索経験値x400、無垢の絹糸x50を獲得。

現時点の「クローゼットの思い出」の収集度は6/7。

「帰郷の調べのエンドページ」が開始される。

モモ:ニキ、新しい楽譜の断片とユウユの情報が手に入ったことだし、早く石樹の地に戻って、ダリダおばあちゃんに伝えよう!

本クエスト完了後の台詞まとめ

グローボとノラボは願いの検査場に戻る。

本クエスト完了後のグローボの台詞は以下の通り。

グローボ:あ、ニキとモモ!この間は、わたしと先生を助けてくれてありがとう。あの後、先生には笑顔が増えたのよ。
グローボ:そうだ、新しい楽譜の断片は見つかった?残りの部分はどこにあるんだろう⋯⋯あの曲のメロディーが完成するの、すごく楽しみだわ!
グローボ:アッカにも聴かせてあげたいな。もしかしたらアッカに新しいひらめきが湧いて、もっともっといい歌詞が書けるかも知れないし!

本クエスト完了後のノラボの台詞は以下の通り。

ノラボ:最近天気がいいね、暖かい日差しを浴びて、願い玉もキラキラと輝いているよ。こんなに気持ちのいい日には、昔のことを思い出すものさ⋯⋯
ノラボ:ふふん、ラララ⋯⋯ララ⋯⋯もう一度彼の演奏が聴けたら、どんなにいいだろう⋯⋯